2013年3月27日28日 高1宮島一周遠征
高1(54期)部員7名が、宮島一周に挑戦しました。
「観光の島」というイメージの強い宮島ですが、南半分には手つかずの自然が残っています。車道も通っていません。
山道、砂浜、岩場と変化に富んだ約30㎞の海岸線を走破します。
AM10:00 大鳥居の前で写真を撮り、小雨のなかですが、はりきって出発しました。
潮が引くまでは山道を歩きます。
PM12:00 やっと潮が引いてきました。
さあ、砂浜を急ぎます。夕方までには幕営予定地に着かなければなりません。
干潮時に砂浜・岩場を通らなければ、潮が満ちて通れなくなってしまうからです。
(これは部員たちにかなりの恐怖感を与えました。)
さて、ここで鹿の群れを発見!
宮島では鹿なんて珍しくはないのですが、南の鹿は、野生度が違います。
その走る姿の軽やかなこと!
宮島桟橋で寝そべっている鹿のように堕落していません。
そして…、この鹿の走りに触発された部員たちも…そう、走ります。
まるで一昔前の青春ドラマのように…
しかしこの元気もここまで、砂浜の次は岩場の連続です。
PM3:00 すでに5時間は歩いています。
雨が降った後の岩場はすべりやすく危険です。
さらに長時間、集中し続けなければなりません。
岩場を終えて、なんとか、幕営地の青海苔浦に到着したのは、PM5:45。
出発から約8時間かかりました。
幕営地に着いたその瞬間、グッタリとしていたみんなの顔が。
充実した顔に変わります。
次の日は、車道を約3時間歩くだけの行程です。
AM11:00には宮島桟橋に到着しました。
厳しい前日の行程を思えば、3時間なんて楽勝です。
高1部員にとっては、身近な島での小さな冒険でした。
しかし、大きな達成感を与えてくれた冒険でした。
みんな、高2になってもがんばって下さい。